休眠断層が覚醒、大阪周辺や首都圏でM7級大地震も 識者「東京は『内陸直下型』に加え『海溝型』もある」

 地震には、東日本大震災や今後の発生が懸念される南海トラフ巨大地震のように海と陸のプレートの境界に位置する海溝沿いで発生する「海溝型地震」と、1995年の阪神淡路大震災のように内陸部の活断層で発生する「内陸直下型」がある。大阪と群馬で発生した地震はいずれも「浅い内陸直下型」だった。

 大阪北部地震は、兵庫県から東方向に約55キロの長さで延びている「有馬-高槻断層帯」の近くで発生。この断層帯では1596年に慶長伏見地震(M7・5)が起きているが、政府の地震調査研究推進本部ではM7・5程度の地震が30年以内に発生する確率は「ほぼ0~0・03%」と低い評価だった。

 西日本の内陸部は、陸側のプレートが沈み込む海のプレートに押されて地震を起こすエネルギーをため込む「ひずみ集中帯」と呼ばれ、活断層が集中する。活断層の密集地帯で起きた2016年の熊本地震のように、周辺の活断層での地震を誘発する恐れがある。

 前出の島村氏は「日本には分かっているだけで約2000の活断層があるが、6000近くあるとの説もある。大阪の地震の震源付近には有馬-高槻断層帯のほか、大阪市を南北方向に走る『上町(うえまち)断層帯』もあり、今後、今回の約40倍の規模になるM7級の地震が起きる可能性は高い。その場合、断層線が通る大阪市中心部に被害が出る」と警鐘を鳴らす。

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