「今日が1年の始まり」御巣鷹の尾根、登山道開通 日航ジャンボ機墜落事故 群馬

 日航ジャンボ機墜落事故の現場となった群馬県上野村の「御巣鷹の尾根」の登山道が29日、冬の閉山期間を終えて開通した。快晴の下、各地から訪れた遺族や登山者が墓標に手を合わせた。

 夫=当時(40)=を亡くした大阪府箕面市の谷口真知子さん(70)は「いつも見守ってくれてありがとう。ここに来るために元気でいようと思う」と墓標に語り掛けた。谷口さんは、悲しみから立ち直った自身と息子を題材に歌を制作中。次世代に事故を伝える必要性に触れ「歌をきっかけに事故を知ってもらえれば」と語った。作詞作曲担当の歌手、北川たつやさん(32)が同行した。

 兄一家を亡くした栃木県大田原市の橋本毅さん(64)は「今日が1年の始まりの日。事故の記憶をつないでいくために、今年は何ができるか考えたい」と静かに話した。

 事故は昭和60年8月12日、羽田発大阪行き日航123便ボーイング747が御巣鷹の尾根に墜落し、乗客乗員524人のうち520人が死亡した。

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