「私の人生返して」「何が何だか分からなかった」 強制不妊手術で女性が訴え

「人生を返して欲しい」と訴える強制不妊手術を受けた女性(手前)=29日午後、東京・永田町の参院議員会館(天野健作撮影)

「人生を返して欲しい」と訴える強制不妊手術を受けた女性(手前)=29日午後、東京・永田町の参院議員会館(天野健作撮影)

 旧優生保護法(昭和23~平成8年)下で障害者らに不妊手術が繰り返された問題で、救済に向けた超党派議員連盟(会長・尾辻秀久元厚生労働相)の会合が29日、東京都内で開かれ、不妊手術を施された宮城県の70代女性が「私の人生を返してもらいたい」と早期の救済を訴えた。

 女性は中学3年のときに知的障害者の施設に入所させられ、16歳で手術を受けた。

 「手術するときは何も告げられないまま、診療所に連れて行かれた。目が覚めたときに傷が痛くて水を飲もうと思ったらだめだと言われた。何が何だか分からなかった」

 実家に帰ってしばらくしたら、両親が「子供を産めなくされた」と話しているのを聞き、事情を知ったという。結婚したが、子供が産めないことで離婚。「幸せも何もない。毎日が苦しみだった。私の人生は奪われた」と声を震わせた。

 宮城県からは約20年間、「資料がない」と言われ続けたという。「私のように(手術を裏付ける)書類がない人は多い。みんな年をとっているから早く前に進むようにお願いしたい」と訴えた。

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