大阪・箕面4歳児虐待死、「死に至る危険性」共有せず危険度下げ適切対応できず…市教委が検証報告書

 大阪府箕面市で昨年12月、4歳男児が暴行され死亡し、母親らが傷害致死罪で起訴された事件を受け、市教育委員会が行政の対応を検証した報告書が8日、まとまった。実務者による会議が5段階の児童虐待のリスク評価で最も危険度の高いレベルから2段階下げたため、その判断にひきずられ、適切な対応ができなかったと指摘。一部から「死に至る危険性もある」との意見も出たが、関係部署で情報を共有できなかった。

 報告書は、市教委の検証チームが1月初めから検討を重ね、この日、市役所で開かれた市教育委員会臨時会で了承された。

 市教委によると、母子は平成28年8月、池田市から箕面市に転入。市教委や児童相談所などでつくる実務者会議は同9月、転居前に児相が男児と弟を一時保護したことから、最も危険度が高い「生命の危険」と判断したが、昨年5月の会議で「母親が夜間就労をやめ、子供は保育所に通い始めた。母子関係も良好」などとして評価を2段階下げて「中度」とした。

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