「ニュース女子」の人権侵害認める 放送倫理上の問題も BPO

 放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送人権委員会は8日、沖縄県の基地反対運動を扱った東京MXテレビ(MX)の情報バラエティー番組「ニュース女子」で、市民団体「のりこえねっと」の辛(シン)淑玉(スゴ)共同代表の名誉を毀損(きそん)する人権侵害があったと認め、MXに再発防止の努力を重ねるよう勧告した。また、番組に放送倫理上の問題もあったと判断した。

 MXは「勧告を真摯(しんし)に受け止め、再発防止策を着実に実行して、信頼される放送の推進に努める」とのコメントを発表した。

 審理対象になったのは、昨年1月2、9日に沖縄県の米軍ヘリパッド建設反対運動を取り上げて放送した内容。放送人権委は、番組が辛さんについて「基地反対運動の黒幕」と受け取れる内容になっていたと認定。事実の真実性の立証もされておらず、人権侵害が成立するとした。また辛さん側への取材がされていないことなどを考査で問題としなかったことは放送倫理上の問題があるとした。

 同番組をめぐっては、昨年12月、BPOの放送倫理検証委員会が「重大な放送倫理違反があった」とする意見を公表。MXは今月1日、同番組を3月末で終了することを発表している。

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