長野県消防防災ヘリ墜落1年 「大空から見守って」追悼式に遺族、消防関係者ら参列

 長野県消防防災ヘリコプター「アルプス」の墜落事故から1年となった5日、松本市のホテルで追悼式が開かれた。殉職した消防隊員ら9人の遺族や同僚、友人は悲しみを新たにし、阿部守一知事は、消防防災航空体制の安全確保に向けた取り組みに尽力することを誓った。県はすでに、新機体や操縦士らを民間からリースし、近く業務を再開するが、課題は山積している。(太田浩信、三宅真太郎)

 「(残された)家族や再開する県消防防災航空隊を、大空から見守っていてください」

 遺族や消防関係者ら約90人が参列した追悼式で、殉職隊員が所属した県消防防災航空センターの柴崎正行航空隊長は、仲間を失った悔しさから涙声で天国に語りかけた。

 式場内の献花台に飾られた遺影に向かい、同僚7人が追悼の辞をささげるたびに、会場からは嗚咽(おえつ)が漏れた。献花した遺族の中には、愛する家族の遺影を見上げ、ハンカチで目頭を押さえながら、悲しみに耐えている姿もあった。

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