市税徴収怠ったのは違法、鹿角市長らへの賠償請求を命令 秋田地裁「職員に知識不足」

 秋田県鹿角市が市税の徴収を怠ったとして、児玉一市長らに約4450万円の損害賠償を請求するよう鹿角市に求めた住民訴訟の判決で、秋田地裁は29日、市の処理を違法と判断し、市長と幹部職員6人の計7人に約350万円の賠償を請求するよう市に命じた。

 判決理由で斉藤顕裁判長は「税務課職員は職務遂行に必要不可欠な基本的知識が不足していた」と指摘。市長らは、部下たちを適切に指揮監督する義務を怠ったとした。

 原告側は、市が2008~12年、時効が成立していないにもかかわらず、滞納税金を回収せず「不納欠損」として処理したと主張していた。

 監査請求が遅かったため、請求額の大半は認められなかったものの、閉廷後の記者会見で原告側の虻川高範弁護士は「主張が認められたことの意義は大きい」と話した。児玉市長は「判決の詳細を把握していない」とのコメントを出した。

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