刑法犯認知件数が最少更新 昨年1年間91万5千件、窃盗犯が大幅減 警察庁まとめ

 2017年に全国の警察が認知した刑法犯は91万5111件で、戦後初めて100万件を割り込んだ16年をさらに8万1009件下回って過去最少を更新したことが18日、警察庁のまとめ(暫定値)で分かった。人口千人当たりの認知件数も7・2件で最少となった。

 警察庁によると、認知件数は02年の約285万件をピークに減少が続き、窃盗犯の大幅減が主な要因。一方、架空請求詐欺や略取誘拐・人身売買などは増加傾向で、担当者は「組織犯罪の傾向が特殊詐欺やサイバー犯罪に移行している可能性がある」と分析する。

 17年は、殺人や強盗などの重要犯罪が1万889件で、前年から657件減った。このうち罪種別では、強制わいせつが5808件で380件減。強盗は1852件で480件減となり、13年との比較では44・3%も少なくなった。

 これに対し、殺人は920件で25件増、放火も959件で45件増。昨年7月の改正刑法施行で名称が強姦から変更された強制性交は1111件で122件増、略取誘拐・人身売買は239件で11件増だった。

 窃盗犯は65万5541件で、前年より6万7607件減った。13年比でも33・2%の減少。中でも自転車盗は16年に23万6215件だったが、昨年は20万5392件へと、3万件近い大幅な減少となった。

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