20年以上隠し続けた母親の“秘密” 2人は育て、4人はコンクリ詰め…生死分けた理由は何なのか

 4人は父親にも、だれにも気づかれず、その短すぎる生涯を閉じたのか。

 近所に住む女性に話を聞くと、当時のことをよく覚えていた。しかも「妊娠していたはずなのに、おなかが突然へこんでいたということが3回くらい続いた」と証言した。

 女性は近くの銭湯に通っていた。そこに斉藤被告も来ていたのだという。直接裸を見ていたから、気づくことができたのかもしれない。

 しかし、おなかが小さくなっても、赤ちゃんの姿は見ない。「おかしいな」と思ったが、それ以上深く気に留めなかった。

 生活が困窮していた様子もうかがえた。女性はあるとき、斉藤被告から「通夜に参列するため」として香典代を無心されたことがあるという。いくらか貸したが、催促するまで返してもらえなかった。

 殺人容疑での立件は

 府警は4人の遺体について司法解剖を行ったが、死因や死亡時期は分からなかった。斉藤被告は「1人は出産後に動いたので、ティッシュを口に入れた」と殺害を認める供述をしている。一方、残る3人については「生まれたときに泣いたり、動いたりしていなかった」と死産を示唆した。

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