寝屋川監禁 再逮捕の両親、容疑否認「療養生活させていた」

 大阪府寝屋川市の民家に設置された隔離部屋で、柿元愛里さん(33)が凍死し、両親が死体遺棄容疑で逮捕された事件で、大阪府警捜査1課は2日、精神疾患にかかった長女の愛里さんを約15年にわたり部屋に閉じ込め、死亡させたとして、監禁と保護責任者遺棄致死の疑いで、父親の柿元泰孝容疑者(55)と母親の由加里容疑者(53)を再逮捕した。

 泰孝容疑者は「監禁しようとしたわけではなく、療養としてあの部屋で生活させていた」と供述。由加里容疑者も「監禁ではない」と述べ、いずれも容疑を否認している。

 再逮捕容疑は、精神疾患があった愛里さんが突然暴れたり奇声を発したりするようになったため、平成14年ごろから自宅の部屋に鍵をかけて監禁。昨年1月から急激にやせて衰弱していたのに、満足な食事や治療を受けさせずに全裸で放置し、昨年12月に凍死させたとしている。

 府警によると、一家は7年ごろに現在の自宅へ引っ越した。隔離部屋のスペースはもともと子供部屋として使用していたが、14年ごろに泰孝容疑者が改装し、二重扉にするなど内側から開けられないようにした。愛里さんはその前年に、複数の医療機関で統合失調症と診断されていたという。

 両容疑者の供述によると愛里さんには1日2食を食べさせていたが、昨年1月から急激にやせ始め、体調を考慮し1日1食に減らした。「私たちなりに考えたうえで満足する量の食事を与えていたつもりだ」(泰孝容疑者)としている。愛里さんが極度にやせ始めた理由は明らかになっていない。

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