あの「アパグループ」も“手玉”に きょうも地面師グループが東京都心で跳梁跋扈

【衝撃事件の核心】

 所有者になりすまして土地などを売却し、巨額の金銭をだまし取る地面師。大手住宅メーカー「積水ハウス」が約63億円の被害に遭った事件は記憶に新しいが、今度は大手ホテルチェーン「アパグループ」が“手玉”に取られた。警視庁捜査2課は、同社の関連会社「アパ」との土地取引に関連して書類を偽造したとして、地面師グループ9人を逮捕。グループの中心メンバーは過去にも地面師事件で逮捕歴があるほか、何度も民事訴訟を起こされるなど、複数の土地事件への関与が指摘されている。地面師は地価の上昇が続く東京都内などを“草刈り場”にし、跳梁跋扈(ちょうりょうばっこ)している。

 偽物の所有者

 東京・赤坂。外堀通りの溜池交差点からほど近い、飲食店や雑居ビルが立ち並ぶ一角に、現在は駐車場となっている約380平方メートルの土地がある。

 「いい土地がある」。東京都港区の不動産仲介業者から話を持ちかけられたアパは、土地を買い取るべく交渉を開始。平成25年8月、この土地は、所有者からパチンコ機器販売会社(台東区)、不動産仲介業者(千代田区)を経由して、アパが12億6千万円で買い取る契約が結ばれた。

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