神戸山口組 拠点事務所で定例会 本部の使用禁止決定で

 神戸市中央区二宮町にある指定暴力団神戸山口組の拠点事務所で15日、直系組長らが組の方針を毎月1回確認し合う「定例会」が開催された。兵庫県警などへの取材で分かった。従来は毎月8日に同県淡路市の本部事務所で開かれていたが、10月末に神戸地裁が使用禁止を命じる仮処分決定を出したため、開催場所が決まらず延期されていた。県警は組側が今後、この拠点事務所を本部として運用する可能性もあるとみて情報収集を進めている。

 拠点事務所には、この日午前から直系組長らが次々と姿を見せ、午後0時45分ごろには井上邦雄組長(69)が白いワゴン車で到着。周辺では県警の捜査員らが警戒にあたったがトラブルはなかった。

 神戸山口組をめぐっては、10月2日に地元住民の委託を受けた県の外郭団体「暴力団追放兵庫県民センター」が淡路市の本部事務所の使用差し止めの仮処分を神戸地裁に申請。地裁が同31日に仮処分決定を出し、組側は事務所の閉鎖に追い込まれていた。

 暴力団関係者によると、組側は今月の定例会を8日に拠点事務所などで開くことを検討したが、周辺住民らとのトラブルを懸念していったん中止。今回は組の最高幹部で構成する「執行部会」にほかの直系組長が同席するという体裁で定例会を開いたという。

 拠点事務所は4階建て。今年3月に組側が政治団体関係者から取得し、翌4月から幹部らの会合などに使用されている。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ