座間9遺体 「普通の子がなぜ…」 更科さん、樋口一葉や谷崎潤一郎に関心

 「頑張っている科目があり、話せる友達や居場所もあった。将来のことも話していた普通の子がなぜ…」

 被害に遭った埼玉県所沢市の更科(さらしな)日菜子さん(19)が通う実践女子大(東京都渋谷区)が11日、記者会見し、山内博之国文学科主任は教え子が事件に巻き込まれたことについて「(犯人に)強い憤りを感じている」と語気を強めた。

 同大によると、更科さんは文学部国文学科に在籍。1年生だった昨年度は古典文学や漢文の講義を熱心に聴き、2年生になって近代文学への関心が高まり、樋口一葉や泉鏡花、谷崎潤一郎らの作品を読み解く課題に取り組んでいたという。

 7月までは講義に出席していたが、夏休みが終わる直前の9月19日、母親から「15日の夜から帰宅していない」と連絡があった。

 同大は友人や教職員に聞き取るなどして情報収集。しかし更科さんに悩みを抱えた様子はなく、友人と買い物や食事に行く約束をしていたことも判明し、異変の兆候はなかったという。

 池田三枝子文学部長は「同級生と一緒にきれいなはかまを着て卒業していくはずの普通の子だった。犯罪に巻き込まれ、非常に悲しい」と声を震わせた。

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