ミサイル発射を想定 群馬の中学校などで訓練

 北朝鮮による弾道ミサイル発射が相次いだことを受け、群馬県と千代田町は10日、日本がミサイル攻撃を受けたことを想定した住民避難訓練を町立千代田中学校などで実施した。同様の訓練が行われるのは県内市町村で初めて。

 訓練は午前10時に開始。「X国」から弾道ミサイルが発射され、国内に飛来する可能性があるとして、34カ所の防災行政無線で警報音を鳴らし、ミサイル発射を伝える全国瞬時警報システム(Jアラート)の内容を伝えた。同校の生徒324人はヘルメットにジャージー姿で体育館へ避難し、ミサイル通過まで身を低くして身構える姿勢をとった。訓練は約10分間にわたり行われた。

 同町での訓練は町民や議会の要望を受けて実施。全町民に対して、回覧板や区長会などを通じて訓練を「6日~10日のいずれかで実施する」と、あらかじめ周知し、町内企業57社にも参加を呼びかけた。

 終了後の講評で、高橋純一町長は「それぞれの場所や状況でできる限りの行動を起こすことが重要だ。あらゆる脅威に対し、万全を期していかなければならない」と述べた。

 訓練に参加した2年生の川島湧斗さん(14)は「このような貴重な体験を通して知ることができ、防災意識が高まった」と語り、3年生の坂本萌安(もあ)さん(15)は「落ち着いて先生の指示や放送を聞いて、自分勝手に動かないことが大事」と話した。

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