群馬ヘリ墜落 エンジン・プロペラに異常か? 機体焼損、手がかり少なく

 群馬県上野村乙母(おとも)で東邦航空(東京都)のヘリコプターが墜落し乗員4人が死亡した事故をめぐっては、操縦ミスではなく、機体トラブルが原因との見方が専門家の間では有力だ。目撃情報によると、機体が高度を下げながら墜落直前に機体後部の部品が脱落、そのまま落下するという異様な形で事故は起きた。悪天候でもなく、ベテラン機長が操縦していた機体に何があったのか。(吉原実)

 事故から一夜明けた9日に現地で調査を開始した運輸安全委員会の航空事故調査官によると、機体は右側を横倒しにした状態で、下部にある燃料タンクから天井部分にかけて、ほとんど焼損していた。機体後部のテールローターなどが機体から離れ神流川の中などで発見された。調査官は「全て今までとは違う事故だ」と戸惑いを隠さなかった。

 ヘリには衛星利用測位システム(GPS)やフライトレコーダー(飛行記録装置)が搭載されておらず、今後の調査は、目撃情報と接触状況が数少ない手がかりとなり、難航しそうだ。

 事故現場付近では「操縦席側を下にして、頭から落ちてすぐにドカーンと燃えてしまった」「旋回する様子はなく真下に落ちていった」との住民らの目撃証言がある。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ