神戸山口組 定例会中止か 分裂後初 本部使用禁止が影響?

 指定暴力団神戸山口組が、直系組長を集めて月1回のペースで開いている「定例会」について、予定していた8日の開催を中止したとみられることが同日、兵庫県警への取材で分かった。神戸山口組では従来、兵庫県淡路市の本部事務所で定例会を開いていたが、神戸地裁が10月末に事務所の使用禁止の仮処分決定を出していた。県警は地裁の決定が今回の中止に影響したとみて情報収集を進めている。

 8日午前、定例会の開催情報が流れた神戸市中央区にある組の拠点事務所を県警の捜査員らが警戒したが直系組長らは現れず、目立った動きはなかった。

 暴力団関係者によると、前日の7日に組の主要幹部らが拠点事務所に集まり、定例会を開くべきかどうかを話し合ったとみられる。

 定例会の中止は平成27年8月末の山口組分裂後初めて。神戸山口組では従来、休日と重なるなど特別な理由がない限り、毎月8日に傘下組織の「侠友(きょうゆう)会」が使用していた淡路市の事務所を本部として定例会を開催していた。ただ、本部を決めるまでは、別の傘下組織の事務所で定例会を開いたこともあった。

 仮処分をめぐっては、本部事務所近くに住む住民の委託を受けた県の外郭団体で公益財団法人「暴力団追放兵庫県民センター」が、10月2日に神戸地裁に申請。地裁は同31日、平穏な生活を営む住民の権利が侵害されていると判断し、暴力団による事務所の使用を禁止する決定を出した。

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