富士フイルムの控訴棄却 特許巡るDHCとの訴訟

 化粧品会社ディーエイチシー(DHC)の商品が特許権を侵害しているとして、富士フイルムが製造販売の差し止めと1億円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、知財高裁は25日、請求を棄却した1審東京地裁判決を支持、富士フイルムの控訴を棄却した。

 富士フイルムは平成19年、写真フィルムの開発技術を応用した化粧品「アスタリフトシリーズ」を発売。同年6月に特許を出願し、24年に登録された。同社が特許権を侵害していると主張したのは、DHCが26年3月から販売している「DHCアスタキサンチンジェル」など。

 清水節裁判長は、アスタリフトシリーズと類似の技術を用いた富士フイルムの旧製品の成分が特許出願前にインターネットで公開されていたと指摘。「特許は無効で、権利を行使できない」と述べた。DHCは「大変満足している」とコメント。富士フイルムは「残念だ」としている。

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