まさか遺体があったとは…絶句 異臭漂う“ごみマンション” 謎が深まる生活実態

 「ごみ少ない部分で寝た」

 近隣住民を悩ませていたごみだらけの部屋の中で、2人はどのようにして生活していたのか。

 山口容疑者には同じく知的障害がある息子(44)がいた。息子は山口容疑者の部屋に住んだり、土井さんが住んでいた部屋で生活したりしていた。

 捜査関係者によると、山口容疑者は「ごみの山の中をはいつくばって進み、ごみが少ない部分で寝ることもあった」と説明しているという。一方で、このマンション以外にもアパートなどを契約していた形跡もあり、居住実態は謎に包まれている。

 山口容疑者は現在無職だが、収入がなかったわけではない。実は、このマンションの5部屋ほどを所有し、一部を貸し出し家賃を得ていた。しかも、土井さんと山口容疑者が住んでいた部屋は、自身が所有している部屋のため家賃はかからない。

 さらに一時はパートなどで働いていたといい、家賃収入に土井さんや息子の障害年金を合わせると、一定の収入があったとみられる。

 部屋を所有しているものの、近隣住民との交流は少なかった。山口容疑者方の真上の部屋に住む男性は「(山口容疑者から)部屋を借りているが、契約のとき以外はほとんどしゃべらなかった。朝から忙しそうに動き回っていたが、何をしているのかはよく分からなかった」と話す。

 マンション近くで店を経営する60代の女性は「土井さんは静かだったが、(山口容疑者は)突然怒ったりする変わった人だった」と振り返った。

 謎が深まるばかりの生活実態。府警は同月11日、死体遺棄容疑で新たに山口容疑者の息子も逮捕した。息子は「母親から手伝ってほしいと言われ、収納ボックスに入れた」と容疑を認めているという。

 府警は今後、2人の取り調べを進め、遺体を隠し続けた理由や「ごみマンション」が生まれた経緯を解明する。

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