震災津波訴訟で現地視察 裁判長ら、宮城・名取

 東日本大震災の津波で1歳未満の長男ら家族4人が宮城県名取市で死亡、行方不明となったのは、市が適切な避難誘導を怠ったためだとして、遺族が市に約6800万円の損害賠償を求めた訴訟で、仙台地裁の高取真理子裁判長らが21日、同市の被災現場を視察した。

 地裁と原告側、被告側が、現地での進行協議として行い、4人が被災した閖上地区を一望できる丘や避難場所となっていた公民館の跡地などを視察。原告側が身ぶり手ぶりを交えて現場の様子を説明すると、裁判長らは時折うなずきながら聞き入っていた。

 原告側は、平成23年3月11日の震災で、防災無線が故障し音声が流れなかったほか、広報車による避難誘導などの措置も取られなかったと主張。被告側は機器の故障は想定外で、職員を閖上地区に派遣することは、危険にさらされる恐れがあるため不可能だったとしている。

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