相次ぐ電車トラブル “想定外”で身を守る方法は 発煙騒ぎ、空中停止、炎上車両…

【衝撃事件の核心】 

 乗客を乗せたまま屋根から炎を上げる車両、高さ5メートルの高架上で立ち往生したモノレール…。最近、東京都内で電車をめぐるトラブルが相次いでいる。鉄道各社は過去の事故を教訓に、車両の安全対策やマニュアル整備を進めてきたが、過去に例を見ない“想定外”のケースも発生している。もし乗っている電車でトラブルが発生したら、私たちはどのように身を守ればよいのだろうか?

 ■あわや大惨事

 「運転手、ドアを開けろ! 電車に燃え移った!」

 9月10日夕、東京都渋谷区の小田急線沿線のボクシングジムで火災が発生し、乗客約300人の乗る電車の屋根に火が燃え移った。線路上から建物の消火活動をするために警察官が踏切の非常停止ボタンを押したことで、火災現場のすぐ横で電車が約8分間にわたって緊急停車。車両への延焼に運転士が気づいておらず、消防隊員が必死に声をからした。

 小田急電鉄によると、運転士は当初線路上に白煙を確認していたものの、火災だとは思わず、緊急停車時のマニュアル通りに踏切内の安全確認を実施。その間に車両に延焼し、乗客全員の避難が完了したのは火災の一報から約30分後だった。幸いにもけが人はなかったが、一歩間違えれば大惨事につながりかねない事故だった。

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