「咳が止まらない」小学生6人搬送 毛虫除去の散布薬吸い込みか 校長陳謝 埼玉・加須

 14日午前10時15分ごろ、埼玉県加須市不動岡の同市立不動岡小学校の教員から「体育の授業中に女児のせきが止まらない」などと119番通報があった。いずれも4年生で10歳の男女児童6人が病院に搬送されたが、けがはなかった。同校の体育館脇では、業者が樹木の毛虫の除去をするための消毒作業をしており、加須署が詳しい状況を調べている。

 同校などによると、体育館では当時、4年生の児童21人がバスケットボールの授業を受けていた。一部の児童が樹木の消毒に使用した散布薬を吸い込んでしまったという。

 授業に参加していた男児によると、開始直後に教員が「暑いから窓を開けよう」と呼びかけ、約3分間にわたり体育館の窓を開けた。その後、薬のような臭いがしたため、教員の指示で児童全員が教室に戻ったが、6人が「気持ちが悪い」「せきが出る」などと体調不良を訴えたという。

 男児は「友達が心配。こんなことになってびっくりしてる」と話した。

 同校の蛭間吉伸校長らは同日午後、記者会見し、「児童、保護者、多くの皆様に、ご心配とご迷惑をおかけしまして大変申し訳ありませんでした」と謝罪。「消毒の場所の順序や、正確な終了時刻を把握しておらず、このような事態を招いた。今後、事故防止に万全を期して参りたい」と述べた。

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