森友学園 「園長所見」で病歴偽装 補助金詐取 籠池容疑者の署名

 学校法人「森友学園」(大阪市淀川区)の幼稚園運営をめぐる補助金詐取事件で、学園が障害などで特別な支援が必要な「要支援児」の受け入れ補助金を大阪府に申請した書類に、前理事長、籠池(かごいけ)泰典=本名・康博=容疑者(64)の「園長所見」として、医師の診断書にはない虚偽の病歴が記載されていたことが22日、関係者への取材で分かった。受給しやすいように、直近も病気になったと偽装されていた。

 大阪地検特捜部は平成23年度以降に、学園が運営する塚本幼稚園から申請のあった延べ90人分の要支援児受け入れについて、すべて実体がなかったと判断。審査に通過すると1人当たり78万4千円が支給されるため、不正受給額を約7千万円と認定した。

 申請や経理は園長を務めていた籠池容疑者と妻の諄子(じゅんこ)=同・真美=容疑者(60)が担当しており、夫妻が書類の偽造を繰り返していた疑いがあるとみて調べている。

 関係者によると、学園は28年4月に入園した男児(4)が、熱性けいれんをたびたび起こす要支援児にあたるとして、府に補助金を申請。その際、医師の診断書と籠池容疑者が署名した副申書を提出した。

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