加計学園問題 「総理意向」わずか20時間の全否定 「受け止め方の問題」山本地方創生担当相

 政府の国家戦略特区制度を活用した学校法人加計(かけ)学園(岡山市)の獣医学部新設計画をめぐり、内閣府から文部科学省に「総理のご意向」などの発言が伝えられたとされる問題。文科省が発言記録を確認したと発表した記者会見から、わずか約20時間後、山本幸三地方創生担当相はこれを否定する調査結果を発表した。

 「個別プロジェクトについて『総理のご意向』とか『官邸の最高レベルが言っている』などと伝えたことはなかった」

 山本氏は16日午前9時40分ごろ、官邸で報道陣にこう断言した。内閣府の調査では発言を裏付ける文書は確認されなかった。文科省との食い違いについて山本氏は「常々、首相は『スピード感を持って実行すべき』と発言しており、担当者もこれを踏まえて発言している。どう受け取ったのかということだろう」との見解を示した。

 15日午後、「徹夜で調査しても明朝に(結果を)出す」としていた山本氏。報道陣から調査が十分か問われ、「十分やった。一応調査を尽くした」とした上で「ルールに基づいてやっていることを改めて再認識した」と胸を張った。

 一方、文科省が明らかにしたメールの中に萩生田光一内閣官房副長官から、対象が加計学園に事実上限定される内容の修正指示があったとされる問題については自身の指示だと証言。メールは「職員が課内で飛び交っている話を確認せずに書いた」としたが、不透明な部分も残る。16日午後0時15分からの内閣府の記者会見に注目が集まる。

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