豊洲百条委(5)岡田至元市場長「移転合意は妥当だった」 石原慎太郎知事が「議会が決められぬのなら行政が歯車を動かす」

 豊洲市場(東京都江東区)移転問題の都議会百条委員会で、元中央卸売市場長の岡田至氏は、平成22年の移転決断は「(都も東京ガスも)煮詰まっていたので、両者とも3月で合意したいと思っていた。妥当だったと考えている」と述べた。

 移転表明の経緯についても、「議会では(築地での)現在地整備案も検討されていたが、秋になっても答えが出ず、石原慎太郎元知事から『議会で決められないのなら行政が歯車を動かす』との発言があり、10月の決断表明に至った」と強調した。

 当時、都は同年度内の移転を目指していたが、実現のためには議会との攻防などにより、スケジュールの大幅な遅れが発生。契約を急ぐ一方、土壌汚染対策の東京ガスの負担については「確定払いではなく、清算払いがいいとずっと思っていた」と重ねて強調した。

 また、23年1月に東京ガスに提出された土壌汚染対策に関する取り決めのたたき台には、瑕疵担保を認めるような案が書かれていたにもかかわらず、売買契約を結んだ3月にはなくなっていたことについて、「瑕疵担保責任を放棄したとは考えていない」と主張。「都との合意にもとづき責任を履行済みと考えているし、東京ガスもそう考えていた。清算払いについて、追加負担がないようにしたのは、私が最終的に確認し、ある段階で副知事に上げ、3月に知事にも説明したと思う」と述べた。

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