カボチャで野焼きの悲劇…燃え広がり工務店全焼 保険金なぜ支払われなかったか

【衝撃事件の核心】

 そうだ、カボチャを植えよう-。空き地へのごみの不法投棄に悩まされていた所有者の女性は、家庭菜園を作って被害を防ごうと思い立った。まずは雑草を刈り取り、野焼きのために火をつけた。これが悲劇の始まりだった。火は風にあおられて、みるみるうちに燃え広がり、隣地の工務店を全焼させてしまう。幸いけが人はいなかったが、女性は1500万円もの賠償金を支払うことに。それでも心に余裕があった。「日常生活に起因する偶然な事故」を補償してくれる「個人賠償責任保険」に加入していたからだ。ところが保険会社は「保険の対象にならない」と支払いを拒否。女性は訴訟に打って出たのだが…。

 まさかの大炎上

 裁判記録によると、大阪府内に住むその女性は、自宅から車で30分ほどの場所に、長女との共有分も含め約1400平方メートルもの広大な土地を所有していた。かつては第三者に貸していたこともあったが、平成20年以降は空き地になっていた。

 このため、ごみの不法投棄に遭うことが多く、女性は親族から「畑として使えば、被害が少なくなるのでは」と提案され、カボチャを植えようと決めた。

 土地には雑草が生い茂っていたが、知人が草刈り機で刈り取ってくれた。女性は広大な敷地を見回し、ひとまずその草を燃やすことにした。今から3年前のことだった。

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