「なんでこんなものを…」ごみ回収コンテナ大量盗難の謎 見えてこない犯人像

 市に最初に被害の届け出があったのは昨年11月14日。夙川(しゅくがわ)沿いの閑静な住宅街にあるマンションのごみ置き場から2個がなくなっていた。その後、盗難は連日のように続き、わずか10日の間に40個近くが盗まれた。

 市は24日、兵庫県警西宮署に相談するとともに、パトロールの強化も要請。30日には報道発表も行い、市民に注意をうながすだけでなく、「二度としないと約束して返してもらえば、被害届を取り下げる」とまで呼びかけた。

 だが、被害は一向に収まらない。年をまたいでも警戒をあざ笑うかのように続き、丸3カ月が経過した2月14日時点で208個にまで膨れあがった。

 週休2日?奇怪な犯人像

 盗難の発生状況には特異な点がいくつかある。

 被害は当初、西宮市内でも山手の高級住宅街として知られる阪急苦楽園口駅から半径1キロのエリアに集中していたが、徐々に拡大。東隣の尼崎市との境界付近や臨海部、市役所からは約15キロ離れた北部なども含め、市内ほぼ全域、72カ所にまたがっている。

 被害が最も多かった1月10日には、20カ所で計26個が盗まれた。コンテナは折りたためば多少はコンパクトになるとはいえ、重さは約3・1キロある。グループで同時多発的に一斉に盗み出しているならともかく、単独犯ならば車を利用しなければ到底無理な犯行だ。しかも盗んだ後の現場にごみは散乱しておらず、手際の良さがうかがえる。

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