偽造C型肝炎治療薬 奈良県が県内全薬局500店に注意喚起

 奈良県内の薬局チェーンでC型肝炎治療薬「ハーボニー」の偽造品が見つかった問題で、奈良県は23日、県内の全処方箋薬局約500店に対し、処方する際はハーボニーのボトルの中身を患者の前で開封確認することなどを求める通知を出した。この問題をめぐっては、東京の卸売り販売業者からさらに9ボトルの偽造品が見つかっている。

 13日に県内で偽造品が見つかって以降、県は偽造品が見つかった薬局チェーン「関西メディコ」(平群町)が展開する「サン薬局」全59店舗を調査。結果、現在同社が保有している15ボトルはすべて正規品であることが確認された。

 県によると、同社は以前はハーボニー製造販売元の「ギリアド・サイエンシズ」(東京)が直接取引する卸売業者からのみ購入していたが、昨年5月からは東京や大阪の卸売業者計4社からも仕入れを開始。厚労省の調査では、この4社もそれぞれ東京の複数の卸売業者からハーボニーを仕入れており、このうちの2社から新たに計9ボトルの偽造品が見つかった。

 県は今後、調査範囲を県内全処方箋薬局に拡大し、偽造品の有無や流通経路の確認をする方針だ。

 関西メディコは、「仕入れ先は卸売り販売業の許可をもった会社だったので信用していた。二度と同じようなことがないよう、処方の際は十分注意する」と話した。

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