狙っていた「高級リムパ」初摘発 横行する白タク行為、正常化へ進むのか

【衝撃事件の核心】

 高級リムジンの車内でシャンパングラスを傾けながら都心を巡り、非日常の気分を味わえると若者らに人気の「リムジンパーティー」に黄信号がともった。自家用車と同じ白ナンバーのリムジンで営業許可を得ずに「白タク営業」を行ったとして、大阪府警が10~11月、道路運送法違反などの容疑で関西最大手の運行業者を摘発したのだ。客を乗せてリムジンで周遊する行為を白タク営業で立件するのは全国初といい、白タク営業が当たり前だった同業者は冷や汗をかいている。許可を得た緑ナンバー車でないと頻繁な定期点検や車検が義務付けられず、現在のリムジン業界は「安全」を後回しにしているのが実情だ。府警はそこに警鐘を鳴らした格好だが、果たして今後、業界は正常化への道へ進むのか。(井上浩平)

 1時間10万円でリムパ

 「複数のリムジンで身体障害者手帳の割引を何度も受けている会社がある」。西日本高速道路から3月、こんな情報が寄せられたのをきっかけに、大阪府警は水面下で捜査を始めた。

 リムジンを運行していたのは、大阪府摂津市の自動車関連業者「絆コーポレーション」。リンカーンやハマーなど全長6~9メートルの高級リムジンを最大で5台保有し、関西のリムジン業界では最大手とされていた。

▼簡単登録の「プッシュ通知」始めました。詳しくはこちらへ

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ