歓楽街「アロチ」に響く怒号、神戸山口組系会長暴行死 最前線は一触即発の状態

【衝撃事件の核心】

 夜のとばりが下りてなお、歓楽街を離れようとしない酔客の歓声をかき消すように男たちの怒号が響いた。10月上旬、和歌山市の歓楽街「アロチ」で、指定暴力団神戸山口組傘下の3次団体「紀州連合会」の松下功会長(50)が集団暴行を受け、搬送先の病院で死亡した。

 松下会長が直前、同市を拠点とする指定暴力団山口組系の組長が出入りする飲食店でトラブルになっていたことから、和歌山県警は暴力団同士の抗争事件の可能性もあるとみて捜査。慎重な裏付けの末、傷害致死容疑で組員数人を逮捕した。山口組が分裂してすでに1年。“全面戦争”を避けるため、両者の執行部は不用意ないさかいを起こさないように指示しているとされるが、最前線では火だねがくすぶり続け、一触即発の状態が続いている。

 血まみれで発見

 「男たちが怒鳴り声を上げてもめている」。そんな通報が県警にもたらされたのは9日午前1時ごろだった。すぐに和歌山東署員が現場に駆けつけたが、路上には、顔面などを殴られ、血まみれになった松下会長があおむけの状態で倒れていたという。松下会長は同市内の病院に救急搬送されたが、間もなく死亡が確認された。

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