神戸山口組系幹部射殺事件 容疑者がスピード出頭した裏側と今後の抗争

 実行犯を名乗る男の出頭で、急転直下の動きを見せた岡山市の指定暴力団神戸山口組系池田組幹部射殺事件。殺人容疑などで逮捕された男は敵対関係にある指定暴力団山口組の篠田建市(通称・司忍)6代目組長の出身母体で中核組織「弘道会」の傘下組員だった。最大のナゾは、実行犯が事件発生から1週間もたたずに出頭してきたことにある。山口組、そして弘道会の狙いはどこにあるのか。

 岡山県警によると、池田組幹部を5月31日に岡山市で自宅マンション駐車場で射殺したとして、殺人などの疑いで逮捕された弘道会系高山組組員の山本英之容疑者(32)は5日、岡山南署に出頭した際、凶器を所持していなかった。供述にも曖昧な点があり、県警は慎重に捜査を進めている。

 事件では、実行犯が射殺された幹部の行動パターンを把握し、事前に現場を下見していたとみられるなど、用意周到な手口から捜査の長期化も予想されていたが、なぜ山本容疑者は事件から1週間もたたずに出頭したのか。山口組関係者も事件の急展開に驚いた表情をみせ、こう話す。

 「手口の鮮やかさから銃器に使い慣れたプロのヒットマンの犯行だと思っていたし、実行犯はなかなか出てこないと思っていた。組織犯罪の厳罰化で拳銃を使って殺傷した場合、無期刑も覚悟しなければならない時代に事件から1週間もたずに出頭してくるとは…」

 捜査関係者によると、幹部が射殺された現場周辺には県警や池田組などが設置した多数の防犯カメラが設置されており、「実行犯の顔が鮮明に写っていた」といい、岡山県警など警察当局にとっては実行犯の割り出しはさほど難しくない状況であったという。

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