広島・中3自殺 「万引」規定の指導全て怠る 調査報告書「学校に責任」

 広島県府中町立中3年の男子生徒=当時(15)=が昨年12月、誤った万引記録に基づく進路指導を受けた後に自殺した問題で、3年前の万引事案があった翌日に校内暴力が発生し、対応に追われた同校が、5者面談など内規に定められた生徒本人への確認などをすべて怠っていたことが10日、同校などがまとめた調査報告書で分かった。また万引は日曜日に起きたが、同校では休日に発生した生徒の問題行動への具体的な取り決めがなく、ずさんな対応が繰り返されたという。報告書は自殺について「不適切な対応や指導が明らかになり、学校としての責任があった」と結論づけている。

 報告書は2月29日付で作成され、全48ページ。生徒の自殺後、同校と町教育委員会が担当教諭らから聞き取りするなどして作成した。

 報告書によると、万引事案は平成25年10月6日に発生。広島市内のコンビニエンスストアから、同校の1年生の男子生徒2人が万引したと学校に連絡があった。出勤していた教諭が応じ、本来なら担任らに報告する必要があったが、休日のため担任らへの対応を先送り。自ら店に駆けつけ、2人の保護者を呼んで店に謝罪させるなどした。

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