広島・中3自殺 「先生は聞いてくれない…」自ら命を絶つ前に親に吐露

 「どうせ言っても先生は聞いてくれない」。少年が自ら命を絶つ前に親に吐露していたのは、行き場を失った絶望感だった。広島県府中町立中3年の男子生徒=当時(15)=が昨年12月、誤った万引記録に基づく進路指導を受けた後に自殺した問題。作成された調査報告書は、生徒の問題行動をめぐる学校現場の“機能不全”を浮き彫りにした。

 報告書によると、平成25年10月6日、発端となる万引が発生した。事案に関与していない生徒の名前がサーバーに記録されたが、報告書によると、入力した教諭は「聞き間違えなのか、入力ミスなのかも分からない」と釈明した。

 同8日に開かれた生徒指導推進委員会。ここでいったん学校側はミスに気付き、手持ち資料は、実際に万引をした別の生徒の名前に修正されたが、サーバーの記録は直されないまま残された。さらに推進委の会議の議事録も作成されず、最重要メンバーだった坂元弘校長は「出張が多い」などとして出席していなかった。

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