広島・中3自殺 触法行為でリストアップの19人のうち1人だけ事実確認不徹底

 広島県府中町立中3年の男子生徒=当時(15)=が昨年12月、誤った万引記録に基づく進路指導を受けた後に自宅で自殺した問題で、学校側が触法行為があるとされた19人の生徒の担任に、「いつ、どこで、何をしたか」を本人から確認するよう求めたにもかかわらず、自殺した生徒の担任は具体的なことを聞かないまま、「本人確認できた」と報告していたことが9日、同校への取材でわかった。具体的に日時などを確認できていなかったのは19人のうちこの生徒だけだったという。

 同校では、従来は1、2年時に触法行為があっても推薦していたが、昨年11月に1~3年時に触法行為があれば推薦しないと基準を変更した。しかし、触法行為の具体的な確認方法は決めておらず、その後、坂元弘校長は、触法行為があるとされた19人の生徒の担任に「いつ、どこで、何をしたか」を本人から確認するよう求めた。

 自殺した男子生徒の担任教諭は、11月16日から12月8日ごろにかけ、廊下などで5回程度、生徒に確認したが、生徒は「あっ、はい」などと言い、「万引のことは、家の人に言わないで」などとの答えがあったため、担任は「本人確認した」と思い込み報告したという。

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