川崎中1殺害・冒頭陳述(1)丸刈り、スーツ姿の19歳被告 起訴内容に小声で「間違いありません」

 《川崎市川崎区の多摩川河川敷で平成27年2月、市立中学1年、上村(うえむら)遼太さん=当時(13)=が殺害された事件で、殺人などの罪に問われたリーダー格の少年(19)=同(18)=の裁判員裁判初公判が2日、横浜地裁(近藤宏子裁判長)で始まった》

 《27年2月20日、首を鋭利な刃物で複数回傷つけられ、衣服もないまま河川敷に放置されて上村さんの遺体が発見された。1週間後、神奈川県警に逮捕されたのは被告ら少年3人だった。未来ある13歳の少年が、同じ少年から暴行を受け、命を奪われるという事件は社会に大きな衝撃を与えた》

 《上村さんは小学6年の夏まで島根県の隠岐諸島・西ノ島で過ごした後、川崎市に転居。「カミソン」などの愛称で親しまれ、「人気者」(同級生)だったが、知り合いになった被告らから次第に暴行を受けるようになった。事件前、上村さんは周囲に被害を打ち明け「殺されるかもしれない」と漏らしていたという》

 《事件当日、河川敷に連れてこられた上村さんは川を泳がされた後、首をカッターナイフで何度も切りつけれて死亡したとされる。横浜地検は被告を殺人などの非行事実で、他の2人を傷害致死の非行事実で、それぞれ家裁送致。家裁が検察官送致(逆送)し、地検は27年5月に起訴した》

 《なぜグループの暴行がエスカレートし、上村さんが殺されたのか。この日は傍聴席の抽選には47席の一般傍聴席を求めて希望者841人が訪れた》

 《被告人席や弁護人席を隠すようについたてが設けられた法廷に傍聴人が次々と入廷。開廷約5分前の午前9時55分ごろ、ついたてが外されると、被告人席に着席する被告の後ろ姿があらわれた。丸刈りで濃いグレーのスーツ、白いワイシャツを着ている》

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