【関西の議論】19歳女子学生、キャンパスで飲酒し死亡 後絶たぬ悲劇、どう食い止めるか…

 京都府立大で昨年12月中旬、1回生の女子学生(19)が学内での飲酒が原因で死亡する事案が発生した。飲んだのはウイスキーで、紙コップ2杯程度の分量だったといい、司法解剖の結果、死因は急性アルコール中毒と判明した。ただ、事故の経緯について大学側は「差し控えたい」と詳細を説明せず、17日付で学内での飲酒を全面禁止する措置をとった。学生の飲酒をめぐっては、これまで未成年に対する飲酒の強要や「一気飲み」を問題視する声がたびたび上がるものの、悲劇は後を絶たない。京都府立大の学内飲酒禁止措置は再発防止の“特効薬”になるか。

「安全教育を徹底」

 緊急記者会見は重々しい雰囲気の中で始まった。昨年12月17日午後5時、京都市左京区の京都府立大。築山崇学長は冒頭、「1回生の女子学生が意識を失い、死亡する重大な事案が発生した。詳細については警察で捜査中です」と説明を始めた。

 「学生が志半ばで人生を終えなきゃならなかったことになり、残念でなりません」

 「亡くなられた学生に心から哀悼の意を表するとともに、命を守る責任を果たすため、事実関係を確認し、2度とこうした事態を招かぬよう学内での飲酒の規制や点検の強化、安全教育を徹底することをかたくお誓い申し上げます」

 そう話し、深々と頭を下げる築山学長に、報道陣がカメラのフラッシュをさかんに浴びせた。

 その後、頭を上げた築山学長。続いて女子学生が死亡した詳しい経緯を説明するかと思えば、出てきた言葉は意外なものだった。

 「本人のプライバシー、ご家族への配慮、情報の確度の3点で、説明させていただく内容に制約がございます」

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