アダルトサイト閲覧、突然「カシャ」…巧妙化する“ワンクリック詐欺”の手口

 ■「写真がある 払ってください」

 スマートフォンでアダルトサイトを見ていると、突然シャッター音が鳴った。カメラが勝手に起動したのか。不安に思っていると、ユーザー登録画面が表示され、利用料として数万円が請求された-。インターネットで年齢認証や動画再生ボタンをクリックするだけで高額な利用料を請求される「ワンクリック詐欺」。多機能を売りにするスマホであるだけに、詐欺の手口も日々“進化”している。

 ◆不安あおり誘導

 「突然シャッター音がして、利用料の請求画面になって…」。2月、近畿地方の40代男性から地域の消費生活センターに相談の電話があった。

 スマホでアダルトサイトを閲覧し、画面に表示された「18歳以上」のボタンをタップした(押した)ところ、シャッター音が聞こえ、スマホに登録完了の画面が表示された。約9万円の利用料を請求された。

 慌てた男性は画面に表示された問い合わせ先の番号に電話。「取り消したい」と申し出て名前や住所を伝えた。だが、電話の相手は「こちらには“写真”があるから払ってください」とうそぶいた。

 だが、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の担当者は「ウェブサイトを閲覧するだけでスマホのカメラを操作したり、撮影した画像を送信させたりすることはできない」と話す。企業などのサイトを見た場合にBGMが流れたりするのと同じ仕組みで、請求画面を表示する際にシャッター音が再生されるよう仕組んでいるだけという。

 それでも国民生活センターには昨年以降、同様の相談が寄せられている。

注目まとめ

    アクセスランキング

    もっと見る

    ピックアップ

      どう思う?

      「どう思う?」一覧