福島第1原発事故 追加告訴の東電社員ら9人を不起訴 東京地検

 東京電力福島第1原発事故で、東京地検は3日、東電旧経営陣らの刑事処分を求めている「福島原発告訴団」から今年1月に提出された業務上過失致死傷罪での追加告訴について、不起訴処分にしたと発表した。

 告訴されていたのは、東電社員3人▽原子力安全・保安院(廃止)職員4人▽原子力安全委員会職員(同)1人▽電気事業連合会職員1人-の計9人。告訴状によると、9人は津波による原発事故を防ぐ義務があったのに、必要な対策を行わず、被曝(ひばく)などで住民らを死傷させたとしていた。

 同地検は、東電社員3人のうち、津波対策に携わっていた2人を嫌疑不十分、携わっていなかった1人を嫌疑なしと認定。保安院職員4人は同様の理由で3人を嫌疑不十分、1人を嫌疑なし。安全委と電事連の職員は嫌疑なしとした。

 同地検は「津波の予見や事故の回避は困難で、刑事責任は問えない」とした。

 一方、告訴団が告訴し、同地検がすでに不起訴にした勝俣恒久元会長(75)ら東電旧経営陣3人については現在、検察審査会(検審)が2回目の審査をしており、検審が「起訴」を議決した場合は、3人は強制的に起訴される。

注目まとめ

    アクセスランキング

    もっと見る

    ピックアップ

      どう思う?

      「どう思う?」一覧