日本橋の清掃ヒーロー「満月マン」に入っていたのは…「霊感商法」で荒稼ぎ“脱税男”だった 東京地検が在宅起訴

 霊感商法で得た収入を少なく申告するなどし、所得税計約9600万円を免れたとして、東京地検特捜部は30日、所得税法違反罪で、通信販売会社(東京都港区)の田中了緒雅(りょおが)社長(35)=足立区=と、無職の男(77)=横浜市鶴見区=を在宅起訴した。田中被告は東京・日本橋を清掃するキャラクター「満月マン」として活動していた。

 起訴状などによると、田中被告は「悪霊を取り除く」などとして顧客から得た「除霊代」などの収入を少なく申告するなどの手口で、平成23、24年の個人所得計約1億6500万円を隠した。男は霊能力者として活動し、田中被告から受け取った除霊代など22~24年の所得計約1億700万円を隠し、それぞれ脱税したとしている。

 特捜部によると、田中被告は隠した所得を不動産購入費などに充てたという。田中被告らをめぐっては霊感商法で計約830万円をだまし取られたとして元顧客6人が東京地裁へ損害賠償を求め提訴している。

 満月マン側は、別の男性実業家が正体だと公表しているが、産経新聞が昨年9月に取材した際、満月マン自身が田中被告の氏名を名乗っていた。

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