川崎中1殺害 「気にくわないと激高」逮捕されたリーダー格高校生の知人が告白

 川崎市川崎区の多摩川河川敷で同区の中学1年、上村遼太さん(13)が遺体で見つかった殺人、死体遺棄事件で、神奈川県警川崎署捜査本部は27日、上村さんの知り合いの少年3人が事件に関わった疑いが強まったとして、殺人容疑でリーダー格の高校生の少年(18)と17歳の少年2人の計3人を逮捕した。リーダー格の少年は容疑を否認している。

 司法解剖の結果、上村さんの死因は首を鋭利な刃物で傷つけられたことによる出血性ショックだった。傷の形状などから複数の刃物が使われた可能性が高く、集団暴行の末に殺害されたとみられている。

 友人らによると、上村さんは昨年11月ごろから、少年3人が含まれるとみられる年上のグループと関わるようになった。その後「やめると言ったら暴力も激しくなった」「殺されるかもしれない」などと友人に漏らしていた。

 上村さんは19日夜に自宅から外出。捜査本部は、呼び出された可能性があるとみて、無料通信アプリ「LINE(ライン)」の通信記録を関係企業に照会、人物の特定を進めてきた。

 最初に逮捕されたリーダー格の男子高校生(18)は27日朝、マスク姿で母親、男性弁護士と一緒にタクシーで川崎署に出頭した。

 関係者によると、この高校生を含む10代の少年3人は、普段から行動をともにする不良グループだったという。

 地元住民は「学校で孤立気味になった子たちで、高校生と中学生の8人ほどで行動し、深夜まで公園にたむろしたり、自転車を乗り回したりしていた。上村君の遺体が見つかった河川敷は彼らの遊び場で夏になるとそこで泳いだりもしていた」と明かす。

 リーダー格を幼少期から知る住民の1人は「事件現場近くの定時制高校に通っていたが、ほとんど学校には行っていなかった」とし、こう語る。

 「アニメ好きで、ものすごいワルという感じではなかった。同年代や年上の不良たちからはパシリのような扱いを受けていた。その半面、下級生や目下の者には高圧的で暴力をふるったりすることも多かった」

 別の知人は「普段はおとなしいが、気にくわないことがあると突然激高し物を投げつけることもあった」と振り返った。

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