川崎中1殺害 大きなマスク、ポケットに手を入れ 川崎署は騒然

 川崎市川崎区の多摩川河川敷で同区の中学1年、上村(うえむら)遼太さん(13)の遺体が見つかった殺人、死体遺棄事件は27日、少年3人に対する殺人容疑での逮捕状請求で重大局面を迎えた。この日で事件発生から1週間。捜査本部が置かれ、少年の事情聴取が行われている神奈川県警川崎署の周辺は騒然とした雰囲気に。遺体の遺棄現場では、朝から手を合わせに訪れる人の姿があった。

 事件に関わった疑いのある少年の一人が、事情聴取を受けるために同市内の自宅から出てきたのは27日午前8時半ごろ。少年は白いジャンパーに白い大きなマスクを着用し、ポケットに手を入れ、弁護士とみられる男性らに付き添われてタクシーに乗り込んだ。

 タクシーは約15分後に川崎署に到着。約200人の報道陣らが見つめる中、署内の駐車場でタクシーを降り、無言のまま、男性とともに署内へ入っていった。

 近くに住む無職、小野寛之さん(77)は「まったくひどい話。少年事件だから慎重に捜査をしていたのだと思う」と話した。

 一方、上村さんの遺体が遺棄されていた同市川崎区港町の多摩川河川敷では、上村さんの同級生や知人らが手向けた数十束の花束やお菓子、バスケットボールなどが置かれ、雨でぬれないようにと、傘も立てかけられていた。

 東京都大田区の会社員、加藤由紀夫さん(52)は現場で線香を供えて合掌。「上村君の恐怖心を考えると心が痛む。こんな事件は二度と起きてほしくない」と語った。

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