救助難航「誰か助けて」男児の体はまだ温かかった:イザ!

2014.8.20 12:55

救助難航「誰か助けて」男児の体はまだ温かかった

 土砂崩れは複数箇所で発生し、山には鋭い爪でえぐったような幾筋もの土石流の痕が残った。現場は土砂や樹木、住宅のがれきで埋まっている。

 「今もまだ現場では水が流れていて、二次被害の危険もあるため、慎重な救助作業が続いている」と地元警察の担当者。安佐北区可部東の土砂崩れ現場では、消防隊員による住民ら5人の救出が完了後、再び土砂崩れが発生し、巻き込まれた安佐北消防署所属の消防司令補の男性(53)の死亡が確認された。

 安佐南区八木に住む女性(93)は、「怖くてたまらず、ほとんど眠れなかった。家の前も土砂やごみで埋まった。もう何年も生きているが、こんなものすごい雨は初めてだった」と声を震わせた。 

 八木地区では、住民ら約200人が市立梅林小学校の体育館に避難した。

 家族3人で避難した男性(74)は「50メートル先の民家3軒がなくなっていた」。男性の妻(69)は「2日前にも話をした知り合いの夫婦の行方が分からないと聞いており、自衛隊が捜索している。とても心配」と話した。

 マンションに住む女性(65)は「午前3時ごろ、ゴーという地響きがして水が入り、駐車場が水浸しになり、車が浮いた。危険を感じて上の階に逃げた。すぐに土砂が押し寄せてきた」と不安そうに話した。一帯は粘り気のある泥が深いところで膝下まで覆われ、まったく道路が見えない状況という。

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