佐世保・高1女子殺害 “猟奇的”供述のウラに…識者が読み解く少女の心理:イザ!

2014.7.29 11:23

佐世保・高1女子殺害 “猟奇的”供述のウラに…識者が読み解く少女の心理

 凶器は事前に用意。クラスメートを呼び出し、殺害後に遺体を切断した。長崎県佐世保市の高1女子生徒(15)殺人事件は、逮捕された少女(16)の異様な行動が際立つ。「思春期の一人暮らしが病的な気質を悪化させた」と読み解く専門家がいる一方、「精神鑑定で全容解明を」と丁寧な判断を求める有識者も。「人を殺してバラバラにしてみたかった」。衝撃的な供述が事件をさらなる闇に導いていく。

 ■揺れ動く思春期

 「『性的サディズム』の傾向がある」。少女の心の状態をこう分析するのは、少年犯罪に詳しい精神科医の町沢静夫さん。

 性的サディズムとは、人を殺したり遺体を損壊したりする残虐な行為で快感を得る病的な気質。神戸連続児童殺傷事件で逮捕された当時14歳の少年が犯行に至った原因とされた。「思春期に家族や友人など環境的な要因が加わると刺激されることがある」という。

 少女は昨秋に実母をがんで亡くし、父親が今春に再婚したことに「お母さんのことどうでもいいのかな」と心を痛めていた。町沢さんは「少女はものすごく寂しかったはず」と指摘。少女が4月に一人暮らしを始めたことをふまえ、「悩みのはけ口がないと孤独感や社会への恨みを募らせてしまう」と生活環境の変化が影響を与えたとみる。

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