【衝撃事件の核心】狙われた女性たち…「歩きスマホ」は無防備のサイン

 スマートフォンの画面を見たり、操作しながら移動する「歩きスマホ」。視野が狭くなり、人とぶつかるだけでなく、駅のホームや階段から転落するなどの事故が全国で相次いでいる。そんな中、歩きスマホの女性が襲われる事件が大阪市内で連続発生した。6月下旬の2日間だけでいずれも20代の女性5人が、手にしていたスマホを自転車の男にひったくられたのだ。「歩きスマホ=無防備」となっている現状がうかがえる事態で、もはやマナーやエチケットだけの問題ではなく、犯罪被害に直結する問題になっている。

犯罪被害も誘発

 一瞬の出来事だった。6月23日午前0時半ごろ、大阪市中央区道頓堀の歩道で、女子大生(20)がスマホでメールしていたところ、自転車の男にスマホをひったくられた。

 約10分後には、現場から約800メートル南西の路上で、女性会社員(22)が後ろから自転車で近づいてきた男に追い抜きざまに手に持っていたスマホを奪われた。女性会社員は仕事帰りで、無料通信アプリ「LINE」で友人と連絡を取っていた。

 さらに、同日午前1時5分ごろにも、浪速区桜川の路上で、アルバイト女性(21)が同じくスマホをひったくられた。23日だけでも3件が発生した。

 事件はこれだけで収まらず、翌24日にも連続発生した。

 24日午前2時20分ごろ、西区北堀江の路上で女性会社員(24)が、その5分後には約1キロ南東の路上で無職女性(23)がそれぞれ後ろから自転車で近づいてきた男にスマホを奪われた。2人ともスマホを手に持った状態で、女性会社員は携帯電話にイヤホンをつないで音楽を聴いているところだった。

 2日間で5件も発生した歩きスマホの女性を狙ったひったくり事件。いずれも未明に1人で歩いていた若い女性がターゲットになっており、大阪府警は同一犯の可能性があるとみて、窃盗容疑で捜査している。

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