もし可視化なら…「示達的な供述」示す資料にも 京都・舞鶴高1女子殺害事件:イザ!

2014.7.10 20:59

もし可視化なら…「示達的な供述」示す資料にも 京都・舞鶴高1女子殺害事件

 法制審議会特別部会の最終案では、殺人など裁判員裁判対象事件は可視化が義務付けられることになる。もし、高1女子殺害事件の取り調べが可視化されていたら、どのような影響があったのだろうか。

 1審は中勝美被告が、被害者の化粧ポーチの色を「ベージュ」、下着を「薄いピンク色」などと説明したことを有罪の根拠の一つとした。しかし、警察官作成の取り調べメモには被告が「何色やったかなー」「うーん」などと発言、しばし無言になるなどしていた様子が記載されていた。

 この経緯から、最高裁は「被告がもともと、遺留品について正確に把握していなかった」可能性や、捜査機関による「誘導」があった可能性にも言及している。

 元検事の落合洋司弁護士は「取り調べが可視化されていれば、誘導がなく、被告が自発的に供述したことを示す資料になった可能性もある」と話す。

 落合弁護士は「可視化は客観的な供述経過を明らかにするもので、検察側、弁護側のどちらに有利に働くというものではなく、真実を主張する側にほほ笑むものだ」と指摘。「捜査機関は可視化を邪魔なものだと考えがちだが有利な材料にもなり得る」としている。

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