黒子のバスケ事件、被告が法廷で吐露した「負け組」の思い:イザ!

2014.5.6 20:46

黒子のバスケ事件、被告が法廷で吐露した「負け組」の思い

 大手コンビニエンスストア本社などに送られた脅迫状では「怪人801面相」を名乗り、「毒入り危険」と張られた菓子がコンビニに置かれるなど、昭和59年に発生し時効が成立したグリコ・森永事件を強く意識したかのように、世間を巻き込んだ“劇場型”の事件。初公判では、法廷が傍聴人で埋め尽くされ、公判に対する注目度の高さを物語っていた。

 開廷直後、裁判長に促されて証言台の前に立った渡辺被告は、「住所不定になります」「一応、派遣社員ということになっております」と朗々とした口調で人定質問に回答。上智大学事件などについて、「一切間違いございません」と大声で認めた。

■法廷で語った「人生格差犯罪」の動機

 傍聴人を驚かせた突然の“独演会”が初公判で始まったのは、罪状認否の直後から。渡辺被告は「この事件に関して、私は厳罰を科されるべきだと考えている」と述べ、約15分間にわたり意見陳述した。

 「『黒子のバスケ』脅迫事件の犯人の渡辺博史と申します」と、ひと際声を張り上げて手にした紙を読み始めた渡辺被告。犯行動機について、「自分の人生は醜くて汚くて、無残。挽回の可能性がなく、社会から退場したいと思っていた」と告白。上智大学出身の藤巻氏の学歴やバスケ漫画での成功について触れ、「手に入れたくて入れられなかったものを全て持っている作者のことを知り、人生があまりにも違うと思った」と述べた。

 そして、「人生があまりに違いすぎることから、事件を『人生格差犯罪』と命名していた」と説明した。

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