「2千万円払うか、俺と寝るか」強姦魔はヤクザを装い27人を襲った…

 強姦は、被害者本人が警察に届け出て初めて事件化される「親告罪」に該当する。性犯罪に遭った場合、警察への届け出だけでなく、医療機関での検査や被害者支援組織へのケア要請など、すべて被害者側が自ら動かなければならない。だが、各機関を訪れ、被害状況を繰り返し説明することは大きな精神的苦痛を伴うのだ。

 実際、今回の事件でも「警察に通報すれば自分だけでなく家族にも危険が及ぶ」と恐れたり、「婚約者がいるので過去の話を公にしたくない」として告訴に踏み切らなかった女性も少なくなかったという。被害者が27人に上りながら、結果的に警察が事件を認知するまでに約6年間を要した背景には、強姦事件ゆえのこうした難しさがある。

 言い出せない被害…「24時間態勢」の支援が力に

 被害から相談までの時間の経過は犯人逮捕だけでなく、被害者自身の救済も遅れることになる。

 例えば、妊娠を防ぐ緊急避妊薬。72時間以内に服用すれば効果がある一方、被害者の体内に残っている加害者のDNAは72時間程度で体外に自然排出され、立件に必要な証拠が失われてしまう。

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