【衝撃事件の核心】遺族「生きたまま溶鉱炉に落としたい」…“鬼畜の所業”に死刑判決は下るか

 ■死刑回避の戦略は違憲主張

 仮釈放中で金目的という動機、別々の機会に殺害された2人の被害者…。被告の刑事責任能力にも問題はなく、判例に照らせば、死刑は免れない凶悪事件だ。

 そこで、死刑回避を狙う弁護側は、死刑の違憲性を主張。「死刑や無期懲役の実態を裁判員に分かってもらった上で、本当に死刑が必要か考えてもらいたい」として、元刑務官で作家の坂本敏夫さん、立命館大産業社会学部の岡本茂樹教授(犯罪心理学)の2人を証人申請した。裁判所に認められ、2月24日に証人尋問が行われた。

 死刑執行に立ち会った経験がある坂本さんは「死刑囚は恐怖の毎日を送っていると思う。一番気をつけているのは自殺」「死刑囚が執行を知らされるのは当日朝で、誰が執行されるかの順番は分からない」などと証言。その上で、絞首刑の執行の様子について「開閉式の床が開き、(受刑者は)少なくとも4メートルは落下する。心臓停止後、蘇生(そせい)させないように5分間は首をつったままにする」と説明した。

 さらに「命で償うというのもあるが、(死刑にすると)税金を使いっぱなしになる」と指摘。「(無期懲役囚らのように)刑務作業で得たお金などで罪を償うことが、遺族の方のためになると思う」などと死刑に否定的な見解を示した。

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