利用者ら抗議も「移転」? 渋谷のビットコイン取引所

 インターネット上で取引される仮想通貨「ビットコイン」の世界有数の取引仲介会社「マウントゴックス」(東京渋谷区)。ウェブサイト上で取引を当面停止すると発表した26日、同社が入居するオフィスビルには、利用者が抗議に訪れる事態となった。

 「仮想通貨は急速に世界中に広がっている。各国の政情の影響も受けにくく信頼できるから預けていたのにこれでは本末転倒だ」

 東京都港区の会社員、峰岸亮さん(31)は同日夕、オフィスビルを訪ねたが、受付で「移転した」と告げられた。移転先や連絡先などはおしえてもらえなかったといい、「預けているのは日本円で30万円程度だが、生活も楽ではない。取り戻さなければければ」と焦りをにじませた。

 なかには海外から説明を求め来日したという人も。

 「私たちのお金はどこ」と英語で書かれた紙を手に、オフィスビル前の路上に座り込みを続けたのは、ロンドン在住のスコットランド人で投資家のコリン・バージスさん(40)。コリンさんは「2~3週間前の価値で約26万ドル相当のビットコインを所有していた。すっかりどこかに消えてしまった」と話す。

 一部の取引が停止した約2週間前に来日した。毎日午前10時ごろから夜まで路上に立ち説明を求めているが「責任者から無視され、『警察を呼ぶぞ』と脅された。みんなのお金を預かっているのだから、説明するのが彼らの義務であり責任だ」と憤った。

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