王将前社長の義理固さ…京都橘サッカー部との「約束」果たした:イザ!

2014.1.26 15:01

王将前社長の義理固さ…京都橘サッカー部との「約束」果たした

 「事件に関係する取材ではない」「亡くなった社長の素顔や皆さんの気持ちを伝えたい」。店先で、そう頼み続けていると、奥から柳瀬英宜店長(53)が出てきて、ようやく取材に応じてくれた。

 柳瀬店長によると、大東さんは昨年度の全国高校サッカー選手権大会で準優勝した京都橘高校(京都市伏見区)のサッカー部員たちを、王将の食べ放題に招く「慰労会」を企画し、大会後に部員たちを招待したという。

 大東さんは、部員たちが昨年度の大会前に調整を行っていた遠征先で、スタミナを付けるため王将で食事をしたことを知り、王将を頼りにしてくれたと感激。同校が全国大会で優勝した際には、「王将で祝勝会を開き、メニューすべてを食べ放題にする」と部員たちと約束していたのだ。

 結果は準優勝だったが、「活躍したことに変わりはない」と、「慰労会」に名前を変更。学校近くの店舗を臨時休業させ、全部員や監督、コーチら約100人を招待し、160人前の餃子など、総額約30万円分をふるまったという。

 「社長は、大切な小遣いで食べに来てくれる高校生たちに感謝の気持ちを表したいと考えていたようだ。私たちもその思いを受け継ぎ、お客さんに感謝して仕事をしていきたい」。柳瀬店長は言う。

 身近にあって多くの人が利用する王将。感謝の気持ちを持って、お客さんを大切に…。従業員には大東さんの“イズム”がしっかりと受け継がれている。

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