【衝撃事件の核心】上野で頻発、巧みに預金引き出す中国人女のチームプレー

 痛飲した前夜の記憶がないという経験は誰しもあるかもしれないが、預金までごっそりなくなることはめったにないだろう。東京・上野の繁華街で泥酔客の預金を勝手に引き出したとして、スナック従業員の中国人女(36)が11月、警視庁に窃盗容疑で逮捕された。上野駅周辺では平成23年以降、600件超で総額2億円超の被害が確認されており、複数の中国人グループが暗躍しているみられる。抱きつき、キスして、その隙に…。男心につけ込んだ悪質なチームプレーとは-。(宇都宮想)

 ■「3千円で飲み放題」2、3杯目で記憶なくし

 「1時間3000円で飲み放題だよ。始発まで時間あるでしょ」

 7月5日未明の上野駅近くの繁華街。千鳥足で歩く男性会社員(43)に、中国人女が片言の日本語で声をかけた。男性は会社の同僚らと深酒をした後で、すでに自宅まで戻る電車はなかった。女に手を取られ、吸い込まれるように近くの雑居ビル2階のスナックに入った。

 それほど広くない店内には、中国人とみられる数人のホステスがいた。男性は女にすすめられるままに次々とグラスを空にした。午前4時半ごろ、いざ会計となり、手持ちの現金が足りないことが分かった。

 「コンビニ店のATM(現金自動預払機)で下ろしてきて」

 泥酔し、すでに正常な判断能力がなかった男性は言われるままに数人のホステスに連れられ、コンビニ店に向かった。

 男性は店に戻ってさらに酒を飲み、翌朝、目を覚ましたら自宅にいた。記憶に残っていたのは、2、3杯目を飲んだところまで。財布を確認して異常に気付いた。キャッシュカードが入っている位置がいつもと違っていたのだ。

 「勝手にカネを引き出されたかもしれない」

 不安になった男性はその日のうちに上野署へ相談に訪れた。預金口座からは現金40万円がなくなっていた。

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